2025-10-29

連立政府の理論と実験―日本の経験、台湾の新たな選択肢?フォーラム11/2 台北で開催

日本の「自民・維新連立政権」と初の女性首相・高市早苗を手がかりに、台湾民衆党が「連立政府」第2弾の対話を始動

台湾民衆党は、「連立政府フォーラム」第2回を11月2日(日)に台北で開催すると発表しました。日本の最新の政局を起点として、台湾で連立政府を推進するための実現可能なルートと制度設計を体系的に議論します。自由民主党と日本維新の会は近時、政策調整を終えて「連立政権合意書」に署名し、「自民・維新連立政権」を発足させました。あわせて、自由民主党総裁の高市早苗氏は10月に国会で正式に選出され、日本史上初の女性首相となりました。これは日本政治に新たな一章を刻むとともに、連立運営の最新の比較事例を提供するものです。

台湾民衆党は、1993年に自民党の単独政権が終わって以降、日本が長年にわたり蓄積してきた超党派協議と連立運営の制度化経験は、台湾の政治が学ぶべき重要な規範だと強調します。「他国でうまくいっているものを、改めて発明し直す必要はありません。国際的に成熟した手法を台湾に適用可能な解決策へと転化していきます。」

モデレーター・登壇者

  • モデレーター|賴香伶(台湾民衆党 政策会執行長)
  • 登壇者
     村上政俊(皇学館大学 現代日本社会部・副教授)
     石原忠浩(国立政治大学 国際事務学院・副教授)
     楊鈞池(高雄大学 政治法律系・教授)
     鄭子真(中国文化大学 政治系・教授)

3つの主要テーマ

  • 自民・維新連立政権と東アジア安全保障の新局面
  • 日本の連立政府における協議メカニズムと政権運営の経験
  • 日本の経験が台湾にもたらす示唆

開催概要

  • 日時|2025年11月2日(日)10:00–12:00
  • 会場|文化大学推廣教育部(台北市中正区延平南路127号B1・円形講堂二)
  • 申込https://forms.gle/4UsUSo8L2Fn67zQ16

位置づけと見どころ

  • 「連立政府フォーラム」シリーズ第2弾:前回の“国内学界”に焦点を当てた議論を継承し、今回は視野を国際へ。日本をベンチマーク事例として取り上げます。
  • 制度 × 安全保障 × ガバナンスの三本柱:政党間協議から政策実装、国会運営から地域戦略まで、意思決定者と公共政策に関心を持つ皆さまに実務的な参照枠を提示。
  • 社会的対話の強化:より多くの対話と協働を通じ、より理性的で進歩的かつ結束した国家運営モデルを探ります。

参考リンク

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